40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【豪ドル/円】 キプロス問題の消化で、豪ドルの下値不安後退

発行済 2013-03-27 09:34
更新済 2023-07-09 19:32

豪ドル/円相場は、98~100円水準で揉み合う展開に。キプロス発の欧州債務危機が警戒される中、豪ドル高・円安傾向は一服した。ただ、リスク志向の投資環境が維持される中、本格的に豪ドル売り・円買いを仕掛けるような動きはみられず、下値不安は限定されている。100円の節目を前に足踏み状態になっているが、特に値崩れを起こすには至っていない。

豪ドルに関する独自材料は乏しい。19日に公開されたオーストラリア準備銀行(豪中央銀行)金融政策決定会合の議事録では、豪経済が半世紀ぶりの低金利に反応する兆候があるとの見方が示されるも、追加利下げが必要となる可能性についても言及しており、マーケットの評価は割れている。基本的には早期の追加利下げをイメージさせるような状況にはないが、未だに利下げカードも検討対象になっていることが再確認された形であり、決め手に乏しい。ただ、対米ドルでは豪ドル高傾向が続いていることに象徴されるように、2月までみられたような追加利下げに傾斜した金融政策見通しは修正されているため、豪ドルの下値不安は限定的だろう。

一方、円サイドでは黒田日銀総裁が経済諮問会議に出席し、量的・質的に大胆な金融緩和を進めると発言した模様。特に具体的な政策手法についての言及は無かったが、できるだけ早期に2%の物価目標を達成していくことが日銀の使命と言及されている。来週には日銀定例会合が控えており、追加緩和期待が円売り圧力として機能する展開は続く見通し。日銀会合で短期的な円売り材料出尽くしとなるリスクを警戒しつつも、豪ドル買い・円売りスタンスで臨むべき相場と考えている。

今後1週間の予想レンジは、97.75~101.00円。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます